夢中櫻舞

夢中櫻舞

監督:齋藤新

2009年作品 8分 ビデオmini-DVスタンダード

原案:齋藤さやか 編集:齋藤新 撮影:齋藤新・齋藤さやか

キャスト:さおり・新谷聡・ズバットM

コメント:
劇団天邪鬼というアマチュア劇団に所属している私に、その劇団の先輩俳優 新谷から、結婚式の余興映画を作ってくれと頼まれた。結婚相手は同じ劇団で、私の映画「猫とり名人」にも出演した さおり。
常識的に考えれば結婚式の余興ビデオなど、二人の出会いからプロポーズまでの再現Vのようなものになるのだろうが、そんなものは式では大ウケするだろうが映画としては全く面白くない。新谷より「どんなんでもいい」とのお墨付きをもらっていたのをいいことに、余興は二の次、一級の娯楽エンターテインメントにしてやろうと企画を考えだした。主演はもちろんその二人。
さやかが原案を出した。その世界では超一流のロシア系日本人の殺し屋と、同じく超一級の中国人女性の暗殺者が、殺し合いをするが、実は裏で巨大な組織が二人を殺し合わせようと画策していたもので、二人は幼なじみで、組織によってこの20年間というもの離ればなれにされてきた二人だった。さらに組織は、殺し合いの末、二人のどちらかが死に、生き残った方も深手を負うと観て、とどめを刺すべく最強の刺客を送り込んできていた。
作品は台詞なしで、クラシックの名曲にあわせてアクションシーンが8分ほど続くものだ。 使用曲は・・・ モーツァルト交響曲第24番(「アマデウス」のオープニング曲) ヴィバルディ「四季」より「夏」 プッチーニ、オペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」(アンタッチャブルでデ・ニーロのカポネが号泣しながら聞いている曲、またはトリノオリンビック女子フィギュア荒川静香のフリープログラムの曲) カール・オルフ「カルミナ・ブラーな」より「おお、運命の女神よ」
曲をがっちり聞き込み、秒単位でカット割りを考えた。 ゴスロリ衣装のさおりが日本刀を振り回し、2丁拳銃使いの新谷と満開の桜の中で戦い続ける。そして新たな刺客が多くの手下を連れて二人を仕留めようとする。
久々の弾着に心が躍る撮影。桜の名所、弘法山古墳での撮影であり昼から夜にかけては花見客が多くなるだろうと予想して、またもや朝5時集合で撮影。 桜が散る前に撮らねばならぬと、映画に出てくれそうな男性のほとんどすべてに電話をかけて、10数人かき集めることに成功。
クレージーでバイオレントな撮影であったが、正直めちゃめちゃ楽しかった。 作品は当然ながら二人の結婚式でプレミア上映され、当然ながら大絶賛された。

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